カニカゴで捕るのが合理的だ。カニカゴは数種類市販されている。最近は中国製か、非常に安くなっている。石をひっくり返して直接捕るとか、あまり期待できないが釣りざおで釣り上げることも可能だ。はぜ釣りなどでたまに外道でつれることがある。
餌は、青魚のアラが一番とされるが、一概にはそうともいえない。入手経路が簡単か、いつでも手に入るか、安価か。もちろんカニがよく取れるかが重要であるが・・・。ブロイラーのがらなど僕は非常に有力な餌だと思っている。
写真のような浸け方は実はよくない。一つには第三者に簡単に見つかってしまい盗まれる心配がある。二つ目には、場所にもよるが、タヌキなど野生動物に荒らされる恐れがある。だからもう少し深場の方が良い。流されないようロープで陸と結んでおくのが重要。
モクズガニは多くの河川で漁業権が設定されているので、入漁券等を購入のうえ漁をする必要がある。地元の漁協や釣り道具屋などに確認すること。
白い腹部を見せてカゴの上部に２匹ついているのが見える。
その左に見えるのは餌の青魚の頭部。
カゴの右下に３匹ほどのモクズガニが見える。
いろいろな条件によるが、うまく行くと、１０匹以上入る。僕は経験がないが、２０から３０匹ぐらい入って、カゴの中がモクズガニでいっぱいになるそうだ。
指を挟まれないように十分注意しよう。もし挟まれたときは慌てずに水があれば水に浸けること、水がなければ地面に置いてやるとすぐに離す。一番いけないのは力ずくで離そうとすることだ、そうすればカニは絶対に離さない。
モクズガニの採集についてはいろいろと細かいノウハウがあるが、それについては各自で会得してもらいたい。